What's Up With Watt’s Up With That?
あ、Yahoo!掲示板でSSFS氏がこのブログについて書いてくれてる。
どうも、前の記事で「懐疑論のサイトには、残念ながら「玉」は非常に少ない」と書いたことがお気に召さなかった模様。
その上にはRealClimateとWUWTとの記事の"数"の差を示してるけど、
「そういう"数"を比べても仕方が無い」
という内容を読み取れないのが「理解力の乏しさからくる」ということを理解できていないというオマケ付き。
なんつーか、嬉しくなるな。
で、SSFS氏曰く、
「WUWTに触れずに懐疑派を語るなんて、この業界ではモグリです」
はい、触れています。
「海外の懐疑論のレベル」
という、昨年6月の記事で、9月の海氷面積の予想を取り上げています。
SSFS氏は、もう少し頑張りましょう。
ついでに言えば、
「増田氏が私の質問に満足に答えられない」
のではなく、何度説明されても理解できないSSFS氏が
「相手にされてない」
ことも理解しましょう。(その"理解力"が無いのが問題なんだけどね)
※"業界"って言われても、私は"業"にした覚えはないんですけどね。
SSFS氏には、そのあたりの現実把握力にも問題がありそうです。
まあ、折角ですからWUWTについても少し書きます。
(そういやWUWTもWordpressだったな…)
WUWTの記事の数は非常に多いですが、大半は気象をネタにした「雑談あるいは雑学」です。(それはそれで価値があると思いますが)
また、地球温暖化や気候変動に関する記事も、多くは「大雪の写真」等の「現象の羅列」に止まり、懐疑論というか「論」ですらありません。
懐疑論にしても、単に言葉尻をとらえたモノや「CO2気にするならネットを止めろ」系の馬鹿話が多いですが、有用な記事も幾つかあります。
観測所が正常か調べてみよう
等のプロジェクトは「人気ブログ」ならではのモノでした。
これらのプロジェクトは「あまり関係なかったね」という結果でしたが、問題提起としては価値があったと思います。
日本でも「陽だまり効果」の検証をされた近藤純正氏の労作がありますが、このような地道な検証作業は称賛されてしかるべきだと思います。
ただ、大半の"懐疑論"っぽいモノは「海外の懐疑論のレベル」で書いたように低レベルのモノで、「ん?で、結局何が言いたいの?」という内容の無いような記事も目立ちます。
直近の記事では"The Temperature claims of 2010"なんかがそうですね。
この記事は「2010年が2005年と並び、観測史上最も暑い年であった」というNASAの発表に対しての検証です。
まず、この話の背景ですが、
どうも「1998年が一番暑かった。だから温暖化は止まった」としたい人が多いようです。
この主張自身「今年の冬は寒かった。だから寒冷化している」の同類であり、長期的な視野を欠いたための誤謬です。
また、特に日本では気象庁のデータを見て話す人が多いため「1998年」の懐疑論が多いのですが、世界的には多くのデータセットでそれ以降の年の方が高温になっているとしています。
それでもなお「温暖化は進んでいない」と主張したい人は多いのでしょう。
"The Temperature claims of 2010"に戻ります。
この記事の主旨は、「一時的な高温でその年全体の平均値が上がったのか見てみよう」ということで、それはまあ、妥当でしょう。
そして、HadCRUの記録から、1998年は「観測史上一番暑かった月」が多く、エルニーニョの年は春に高温になる典型例としています。
2010年の記録からも、2010年もエルニーニョによる春の高温があったことを示してもいます。
そして話は進みます。
Met Office Hadcrut、CRU Hadcrut、CRUTem、GISS、NOAAという5つの比較をしています。
一番最後には、各データセットごとの平年差を表にまとめています。
まず、CRUがらみの3つのデータセットでは2010年の順位は落ちます。
この理由は「データが足りないため」という指摘はすでになされていますが、この記事の中ではそれについて言及していません。
ともかく「1番暑かったのではない」という結果が出たので満足なのでしょう。
しかし、NOAAやGISSのデータでは「2010年は1位2位を争う温度が高い年であった」という結論になります。
さて、「温暖化は止まった」としたい懐疑論者はどうするでしょうか?
突如、誤差範囲の話を始めます。
そして、「誤差範囲の間だから、1998年以降は温暖化は進んでいない」と結論を出します。
ここでは、CRUがらみのデータセットの誤差範囲は出てきません。
「1998年が一番暑かった」のを「誤差範囲」にはしたくないのでしょう。
都合のいい時だけ誤差範囲を持ち出して、「年ごとの順位を付けよう」という話の前提すら"ちゃぶ台返し"にしてしまう…
なんつーか、苦笑いしか出てきません。
そして、「他の年と変わらない」ことを強調するために「月ごとのパターン」が出てきます。
「2010年はエルニーニョの影響が強く、それを除けば2001~2009年と変わらない」
という主張です。
では、1998年はどうでしょう?
1998年の「記録破りの高温」がエルニーニョによるものであったことは前半で示しています。
でも、「1998年はエルニーニョの影響が強く、それを除けば他の年と変わらない」とは主張したくないでしょうね。
実際、主張していません。
HadCRUのデータセットからは
「1998年はエルニーニョのために一番暑かった」一方で「2010年は記録破りの暑い年ではなかった」
と主張できました。
しかし、その一方でGISSのデータセットでは
「2010年はエルニーニョのために一番暑かった」ので「それを除けば平凡な年だった」
と主張するのは整合性が取れません。
そう主張するならば、1998年を含めて各年の"補正"を行うべきです。
そういう補正を行った結果「1998年は特別暑かったわけではない」という研究もすでに出ていますが、この記事では触れていません。
この記事は「温暖化が進行している」ということを否定するために稚拙な詭弁を並べているだけです。
こういうしょーもない話がWUWTでは多いです。
だから、私はWUWTを特に取り上げることはしてきませんでした。
折角の良い仕事もしておきながら、このような瑕が多いので"玉"とは呼べないわけです。
この程度の"懐疑論"が蔓延ることのないように、懐疑論でもしっかりとしたサイトが出来ることを望んでいるわけです。
どうも、前の記事で「懐疑論のサイトには、残念ながら「玉」は非常に少ない」と書いたことがお気に召さなかった模様。
その上にはRealClimateとWUWTとの記事の"数"の差を示してるけど、
「そういう"数"を比べても仕方が無い」
という内容を読み取れないのが「理解力の乏しさからくる」ということを理解できていないというオマケ付き。
なんつーか、嬉しくなるな。
で、SSFS氏曰く、
「WUWTに触れずに懐疑派を語るなんて、この業界ではモグリです」
はい、触れています。
「海外の懐疑論のレベル」
という、昨年6月の記事で、9月の海氷面積の予想を取り上げています。
SSFS氏は、もう少し頑張りましょう。
ついでに言えば、
「増田氏が私の質問に満足に答えられない」
のではなく、何度説明されても理解できないSSFS氏が
「相手にされてない」
ことも理解しましょう。(その"理解力"が無いのが問題なんだけどね)
※"業界"って言われても、私は"業"にした覚えはないんですけどね。
SSFS氏には、そのあたりの現実把握力にも問題がありそうです。
まあ、折角ですからWUWTについても少し書きます。
(そういやWUWTもWordpressだったな…)
WUWTの記事の数は非常に多いですが、大半は気象をネタにした「雑談あるいは雑学」です。(それはそれで価値があると思いますが)
また、地球温暖化や気候変動に関する記事も、多くは「大雪の写真」等の「現象の羅列」に止まり、懐疑論というか「論」ですらありません。
懐疑論にしても、単に言葉尻をとらえたモノや「CO2気にするならネットを止めろ」系の馬鹿話が多いですが、有用な記事も幾つかあります。
観測所が正常か調べてみよう
等のプロジェクトは「人気ブログ」ならではのモノでした。
これらのプロジェクトは「あまり関係なかったね」という結果でしたが、問題提起としては価値があったと思います。
日本でも「陽だまり効果」の検証をされた近藤純正氏の労作がありますが、このような地道な検証作業は称賛されてしかるべきだと思います。
ただ、大半の"懐疑論"っぽいモノは「海外の懐疑論のレベル」で書いたように低レベルのモノで、「ん?で、結局何が言いたいの?」という内容の無いような記事も目立ちます。
直近の記事では"The Temperature claims of 2010"なんかがそうですね。
この記事は「2010年が2005年と並び、観測史上最も暑い年であった」というNASAの発表に対しての検証です。
まず、この話の背景ですが、
どうも「1998年が一番暑かった。だから温暖化は止まった」としたい人が多いようです。
この主張自身「今年の冬は寒かった。だから寒冷化している」の同類であり、長期的な視野を欠いたための誤謬です。
また、特に日本では気象庁のデータを見て話す人が多いため「1998年」の懐疑論が多いのですが、世界的には多くのデータセットでそれ以降の年の方が高温になっているとしています。
それでもなお「温暖化は進んでいない」と主張したい人は多いのでしょう。
"The Temperature claims of 2010"に戻ります。
この記事の主旨は、「一時的な高温でその年全体の平均値が上がったのか見てみよう」ということで、それはまあ、妥当でしょう。
そして、HadCRUの記録から、1998年は「観測史上一番暑かった月」が多く、エルニーニョの年は春に高温になる典型例としています。
2010年の記録からも、2010年もエルニーニョによる春の高温があったことを示してもいます。
そして話は進みます。
Met Office Hadcrut、CRU Hadcrut、CRUTem、GISS、NOAAという5つの比較をしています。
一番最後には、各データセットごとの平年差を表にまとめています。
まず、CRUがらみの3つのデータセットでは2010年の順位は落ちます。
この理由は「データが足りないため」という指摘はすでになされていますが、この記事の中ではそれについて言及していません。
ともかく「1番暑かったのではない」という結果が出たので満足なのでしょう。
しかし、NOAAやGISSのデータでは「2010年は1位2位を争う温度が高い年であった」という結論になります。
さて、「温暖化は止まった」としたい懐疑論者はどうするでしょうか?
突如、誤差範囲の話を始めます。
そして、「誤差範囲の間だから、1998年以降は温暖化は進んでいない」と結論を出します。
ここでは、CRUがらみのデータセットの誤差範囲は出てきません。
「1998年が一番暑かった」のを「誤差範囲」にはしたくないのでしょう。
都合のいい時だけ誤差範囲を持ち出して、「年ごとの順位を付けよう」という話の前提すら"ちゃぶ台返し"にしてしまう…
なんつーか、苦笑いしか出てきません。
そして、「他の年と変わらない」ことを強調するために「月ごとのパターン」が出てきます。
「2010年はエルニーニョの影響が強く、それを除けば2001~2009年と変わらない」
という主張です。
では、1998年はどうでしょう?
1998年の「記録破りの高温」がエルニーニョによるものであったことは前半で示しています。
でも、「1998年はエルニーニョの影響が強く、それを除けば他の年と変わらない」とは主張したくないでしょうね。
実際、主張していません。
HadCRUのデータセットからは
「1998年はエルニーニョのために一番暑かった」一方で「2010年は記録破りの暑い年ではなかった」
と主張できました。
しかし、その一方でGISSのデータセットでは
「2010年はエルニーニョのために一番暑かった」ので「それを除けば平凡な年だった」
と主張するのは整合性が取れません。
そう主張するならば、1998年を含めて各年の"補正"を行うべきです。
そういう補正を行った結果「1998年は特別暑かったわけではない」という研究もすでに出ていますが、この記事では触れていません。
この記事は「温暖化が進行している」ということを否定するために稚拙な詭弁を並べているだけです。
こういうしょーもない話がWUWTでは多いです。
だから、私はWUWTを特に取り上げることはしてきませんでした。
折角の良い仕事もしておきながら、このような瑕が多いので"玉"とは呼べないわけです。
この程度の"懐疑論"が蔓延ることのないように、懐疑論でもしっかりとしたサイトが出来ることを望んでいるわけです。
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